リアルな描写の小説が好きなくもここ(@kumo_koko)です🐰✨
この記事ではおすすめの女性作家を4人紹介していきたいと思います。
かれこれ、20年くらい小説は読んでいます。最近お気に入りの作家さんから昔から好きな作家さんまで織り交ぜて紹介していきますよ。
選定条件は、こちら!
✔ 私が3冊以上対象の作家さんを読んだ上で推せる方!!
1~2冊では当たりはずれがあることもありますが、多くの作品を読んだ上で良いと思う作品の多い作家さんに厳選しています。
今回はあえて、一番有名と思われる作品は除いて紹介していきます。
🌟おすすめの女性作家さんを知りたい!
🌟有名女性作家さんの知る人ぞ知る隠れた名作が知りたい!
凪良ゆうさん
最近イチオシの作家さんです。
今のところ読んだ本で外れはなし!!
どれだけ好きな作家さんでも、好き!って作品もあれば、ちょっと違うな・・・ってものもあるはずなんですけどね。
読んだのは4冊。このブログでも随時作品も紹介していこうと思います。
執筆活動に入ってからは、ボーイズラブを10年以上書き続ける一方で、ボーイズラブ以外の作品も執筆している。一貫しているのは「どこまでも世間と相いれない人たち」を書いてきたこと
Wikipedia 凪良ゆう
引用元の「どこまでも世間と相いれない人たち」という表現が秀逸ですね。
凪良ゆうさんの作品に出てくる登場人物は、たいていどこか闇を抱えている人。
でも、それを冷静に受け入れてしまう人。
結果的に物語の中で色々な事件?に巻き込まれていくことが多いです。
それが読み進めるうちに色々な側面が見えてくる感じ。
心の隙間をついてくるような、繊細な表現が好きです。
流浪の月・私の美しい庭
隠れた名作がこちら🎵
すみれ荘ファミリア
ミステリー好きな人にも楽しめる作品です。
凪良ゆうさんの作品に出てくる、ちょっとマイノリティな優しい人たち・・・の裏にはこんな側面もあるのかも!?と思ってしまいました。
自分なんて・・・という劣等感がある人は、事件を起こしてしまった登場人物にもどこか共感してしまうところがあると思います。
読んでいる途中と直後の感想はこんな感じでした。
凪良ゆうさんの本は大抵好きだけど、特別好きでした😌
— フリースタイル🐰くもここ (@kumo_koko) September 10, 2022
優しいだけじゃなくて、人間のダークな部分も描かれているところが読んでて辛くなりつつも救われる⤴️
皆多かれ少なかれ何か抱えて生きているのかもしれない。この話に出てくる人を見てしまうと、自分の悩みはちっぽけに思えてくる。
辻村深月さん
こちらも最近お気に入りの作家さんです。
若者の微妙な心情、思春期独特の揺れ動く気持ちを捉えた透明感のある文章が特徴。また、最終的に(紆余曲折で登場人物の不幸があっても)アンハッピーエンドの作品はほとんどない。
Wikipedia 辻村深月
辻村深月さんの作品は、ファンタジーは演出として使われることもしばしはですが、メインとなるのは人の気持ちの移ろいだと思います。
引用元でも上手く表現されていますね。
また長編が多いイメージもあります。
長編だと間延びしてしまうものもありますが、始めの伏線が最後の方で回収されることもしばしば。
こんな長い話をどれだけ綿密な構成力を持って書いているのだろうか・・・。
頭の中を覗いてみたいです。
そんな中でkindle unlimitedなら30分で読める短編は貴重かも!
別の記事で紹介させてもらっているので、読んだことない人は短編から入るのも良いですね。
隠れた名作がこちら🎵
琥珀の夏
ファンタジーが多いと上で書きましたが、こちらは現実にもありそうなお話です。
ニュースでも新興宗教が絡む話題って度々沸きますよね。
いつの間にかその話題が消えても宗教団体自体は形を変えて残っているなど奥深い問題です。
宗教自体が悪いわけではないと思います。
この本で考えさせられたのは・・・
・意識高い人の末路
高い理想をもっている人が集まるからこそ、様々な事件が起こってしまうのかもしれません。
・宗教団体の二世問題
親の言葉が真実であると信じるのが子供。
そのまま大人になった人たちと直接話をしたら、ニュースで見る話しと現実の差を感じるんだろう、と想像ベースですが思いました。
他にもいじめ問題などもあり、読んだ後しばらく考えにふけってしまうタイプの本です。

頭使うので、疲れているときにはおすすめできません笑
余裕があるときにどうぞ!
綿矢りささん
デビューから走り続けている印象の作家さんです。
2作目の「蹴りたい背中」が芥川賞を最年少で受賞したことで当時は結構話題になりました。
19歳でこんな作品が書けるって・・・才能っていう言葉がこんなに違和感なくはまる感じはめずらしくないですか?
当時は本人の年代に近い、若者を描いている作品が中心でした。
しかし、作家経歴をへるにつれて、色んな方向の引き出しが増えていくのが面白いです。
どんなに方向が変わっても読みやすさが変わらないというのも良いところですね。
インストール・蹴りたい背中
隠れた名作がこちら🎵
ウォークインクローゼット
短編でもなく、長編でもない2作が入っています。
どちらも毛色の違う話ですが面白いです。
ウォークインクローゼット
恋愛を生活の中心にしている主人公の物語。
人からの見られ方を気にしているくせに、人のことは品定めする
ホントのところ、そんな人はとても多いと思います。

かくいう私もそんなところに共感・・・
終わり方がすぱっとしていたけれど、そこもまたその先を想像して楽しめる作品だなと思いました。
そういった終わり方には好き嫌いがありそうだけれど、自分の好きなように考える余地が与えられているって素敵ですよ。
いなか、の、すとーかー
タイトルからしてインパクトがすごい。
題名の通り、ストーカーが出てくるミステリーホラー??のような面もありました。
でも、どこか憎めない登場人物を描けるのが綿矢りささんなのかなと思います。
角田光代さん
ここで出てきた作家さんの中で一番昔から好きな作家さんです。
かれこれ20年くらい、つかず離れず、思い出したときに戻ってきては読んでいます。
経歴も長いので、まだまだ読んでいない作品も多々あります。
直木賞を取った「対岸の彼女」を始め、色々な賞を受賞している印象が強いです。
真面目な方なのかと思いきや、エッセイを見るとなかなか攻めた旅をしている様子。
それがところどころ小説にも出てくるようですね。
エッセイもいくつもありますが、個人的には小説のほうがおすすめ。
ゆるい感じを求めるのであればエッセイもありかもしれませんが、小説を通すともっと深く人間性を追求されている気がします。
人間、怖っとなる作品もあるかもしれませんが、あなたにも絶対そういう要素があるはずですよ。
kindle unlimitedの対象小説として、別の記事でも紹介させてもらっています。
対岸の彼女・八日目の蝉・紙の月
隠れた名作がこちら🎵
森に眠る魚
これですよ、角田光代さんの真骨頂。
ひと言でいうと、ママ友たちのお受験戦争をめぐるドロドロしたお話です。

10代の若者にはおすすめできません!
おすすめするのは、きっとこのお話に共感できる私と同じような母親属性の人ですね。
友達が欲しい
子供に少しでも良いことをしてあげたい
でも、心の奥では他の人より少しよく見られたい・・・
そんな気持ちがある人には共感するところが多々あるのでは、と思います。
まとめ:人気作家さんの隠れ名作も読んでみよう!
元々知っていた作家さんの新たに読みたい作品
知らなかった作家さんで、気になる作品
見つかれば嬉しいな、と思います。
今回紹介した作家さんは他にもおすすめの作品がありますので随時紹介していきます。
女性作家さんというカテゴリーでも西加奈子さん、小川糸さん、江國香織さん・・・他にも紹介したい作家さんはいますが、今回はここまで。
本を読む際は、kindleもおすすめです。
特に小説は、挿絵や図が少ないので、ダークモードでの寝る前読書に向いています。
更にKindleには、初回30日無料、その後は月額980円で読み放題のという読み放題のサブスクkindle unlimitedも存在しています。
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コスパ重視で使用する方法も別記事で紹介しています。
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