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【書評】夢をかなえるゾウ4 ガネーシャと死神 ~”死”について考えてみた~

本好きのくもここ(@kumo_koko)です🐰✨

あなたはこの本で人生が変わった、なんて本はありますか?

このフレーズが求めていたものだ!と思った文に出逢った事はありますか?

久しぶりに、読んだ内容がずっと頭をぐるぐる回っている経験をしたので

もうやらないかな、と思っていた単体の本書評を投稿いたします。

どの本というのは題名の通りこちら。

こちらは、kindle unlimitedでも読むことができます。

そもそも、このタイトルでよくここまでいらしていただきました。

ありがとうございます。

”死”というタイトル、衝撃的ですよね。

いつかは皆死を迎えるはずなのに、どうして触れてはいけないもののように扱うのでしょうか。

そのあたりを解決するヒントがこの本にありました。

この記事を読んでほしい人

✔ 哲学的な話に興味がある人

✔ 身近な人の死について考えなければならない状況の人

この記事は、私の考えがメインになります。

お付き合いいただければ幸いです。

概要

ある日突然、医者から余命3か月と宣言されたらどうしますか?

物語はこんなところからスタートしていきます。

自暴自棄になりそうなところですよね。

そんなところにこのシリーズおなじみの神様ガネーシャが現れます。

今回のゲスト出演でもある死神とともに、お題をだしていき、主人公がそのお題をこなしていきます。

死ぬまでにやらなければならないこと、やったほうがいいこと、どうしても目をそらしがちです。

しかし、お題をこなしていくことで、今まで気づかなかったことに気づいたり勇気をもって動いたことで、主人公の周りの様々な事柄が動き出します。

その後、予想外の展開もありつつですが、最後まで辛いながらも温かいストーリーでした。

いつもより真面目な雰囲気のガネーシャだった気がするのもこのテーマならではですかね。

印象に残ったフレーズ

「この世界にあるものは、ほんまは『同じもの』が変化し続けているーすべてはつながっているーんやけど、自分らはその一部だけを切り取って、岩、石、砂、て名前をつけて、別々のものとして認識しとる。

出典:夢をかなえるゾウ4 ガネーシャと死神

ここだけ読んでも、なかなか伝わりにくいですね。

この本の題材はなんでしたっけ?

そう、”死”についてです。

要は、生きている事と死んでいくことはひとつながりである、とここで述べられています。

悩む人
悩む人

うーん、意味わかんないな・・・

と思う人がいると思うので、更に掘り下げてみます。

この場面で、神様のガネーシャは周りの物を全て物質として主人公に見せています。

公園にいた主人公の周りにあるもの全てが”物質”であるという事です。

生物を構成するものが死を迎えると朽ちて土に帰る。

そしてその土からまた新しい植物が生まれ・・・などという循環です。

【豆知識】人間を元素として考えるとどれだけの価値があるか知っていますか?

諸説ありますが、一つの例だとこちら。

引用元のページに構成要素も載っているので興味のある方は見てみて下さい。

人間を元素として原価をだすと60キロの人で13,000円になるのだそうです。

出典:院長の部屋 43号 人間の原価

もちろん、人間という存在にこれしか価値がないということを伝えたいのではありません。

ただ、人間も世界を構成する要素としての価値はこの程度。

見方を変えれば、世界の一部なんだなと思えてきます。

人間であることに大きな価値をつけるのは人間だけ、ということでしょうかね。

また、生と死はいつも繋がっているはずなのです。

死ぬことはごく身近なものであるということも思い出させてくれます。

核家族化が進んでいます。

一緒に暮らしている家族が亡くなるという経験が大人になるまでないという方も沢山いると思います。

死んだ人を見たことがない。

知らない=怖い

に繋がっている気もします。

たまたま私は一緒に住んでいた祖母が小学生の時に亡くなりました。

祖母は持病があり、入退院を繰り返している人でした。

亡くなった時も入院中。

割と毎日お見舞いに行っていたのですが、たまたま亡くなる前日に友達が遊びに来るなど他愛もない理由でその日はお見舞いに行くのをやめました。

翌日、急に亡くなったという連絡。

この時のことは何十年も前ですがよく覚えています。

くもここ
くもここ

取り返しのつかない事っていうのは、こういう事か・・・

と身をもって経験した出来事でした。

当たり前ですが、二度と祖母と話すことはできません。

お見舞いに行かなかったことを祖母が咎めるとは思えないのですが、行かなかった側の心残りはどうしても・・・どうにもできませんでした。

ただ、その経験もあり、何かをするとき・決めるときは後悔のない選択をできるようになりました。

きっかけの一つだと思っています。

祖母が亡くなるという行為をもって私に教えてくれたことかもしれません。

似た印象の本

同じように、死ぬことって身近なんだよなっていうのをこの上なく上手く表現しているのがこちら。

「城の崎にて」です。

学校の教科書に載っていて、やたら腑に落ちた経験が今でも忘れられません。

後養生に行った主人公が、うっかり石を投げたら、投げた先にいたイモリが死んでしまった、という部分があります。

やってしまった、ごめんなさい・・・と考える話ではありません。

生と死は両極ではない。

なんて生きているということは死と隣り合わせなのかと感じる主人公がいました。

あとは覚えていませんが、その部分だけ今でも鮮明に覚えています。

まとめ

書評と言いつつ、半分は自分の経験談といったないようになってしまいましたね。

結構本なんて一冊読んでも全体を覚えている事は少ないです。

これ!という表現や刺さる場面に出逢えれば、それだけでその本はとても価値のあるものになります。

城の崎にての事を思えば、一度読んだ物語が20年以上も印象に残っているってすごくないですか!?

本でも漫画でも映画でも構いません。何かに全力で触れてみることって大事です。

この本は、その出逢いを提供してくれるかもしれませんよ。

数十年忘れられないフレーズに出逢うには1冊本を読んだだけじゃ足りません。

その本に出逢えるまで、ぜひ投資してみて下さい。

水野敬也さんの作品はこちらの記事でも紹介しているので、良かったらチェックしてみてください。

OK?🐇✨

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